一般社団法人 日本車椅子シーティング協会
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協会の主旨

日本車椅子シーティング協会(略称=JAWS)は、車椅子・電動車椅子をはじめとして座るための用具(=座位保持装置)や、トイレ、入浴の補助器具などの福祉用具を提供することによって、ユーザーとそのご家族のQOLの向上に貢献するのを目的に設立した協会です。

 

私たちの使命はユーザーの要望に適合した安全性の高い用具を提供することです。また、その用具が安全に使用できる環境の整備は、私たちの社会の重要な課題です。

 

QOLはクオリティ・オブ・ライフの意味でありますが、ライフ(Life)には「生命」、「生活」、「人生」の3つの側面があると私たちは考えます。この3つの場面で私たちは用具を通してサポートします。

 

・生命としてのライフ:
たとえば、身体に合わない車椅子を使うことで、床ずれを起こしたり、腰を痛めたりと不快な体験をする場合があります。ユーザーの声を聞き、必要とするものをきちんと身体に合わせて提供する。私たちの重要な責務であり、高い技術が求められています。
例) 痛くて不快な道具→楽で快適な道具
・生活としてのライフ:
病院や施設では道具を使ってうまく生活できていたのに、自宅に戻ると買い物にもトイレにもひとりで行けなくなる。そんなときに「使っていた用具」を自宅でも「使いこなせる道具」へとするための手助けをおこなうのが私たちです。
例) ひとりでトイレに行けない→トイレも外出もひとりでできる
・人生としてのライフ:
まだ、こんなことも、あんなこともしたい。
夢をかなえるために、道具でできることや環境整備によってかなえられることをお手伝いするのが私たちです。障害や年齢によってあきらめかけていた夢を、実現できる夢へと。
例) あきらめていた海外旅行→実現した海外旅行で、さらなる夢が広がる